本州3社と3島を連続して乗車する場合
学習ポイント
- JR本州3社とJR3島を連続して乗車する場合、全区間の通し運賃(基準額)の他に加算額[加算額表C]が必要。。
- 距離を通算して一括で運賃を計算する場合と、距離の通算ができずに、区間を分けて運賃を計算する場合の違いを確認する。
- JR の間に私鉄などを経由する場合(通貨連絡運輸)の運賃計算を理解する。
本州と北海道、四国、九州の境界駅
境界駅(①-⑤)から(まで)のJR北海道、四国内、九州内の乗車距離に応じた「本州3社の運賃との差額(加算額)」を求め、基準額に加算する。
境界駅(①-⑤)は、試験問題で示されないので、覚えておく。
JR東日本 - ①新青森駅 - JR北海道
JR西日本 - ②児島駅 - JR四国
JR西日本 - ③下関駅 - JR九州
JR西日本 - ④小倉駅 - JR九州
JR西日本 - ⑤博多駅 - JR九州
各境界駅からの加算額を基本額に加えて、運賃を算出する。
営業キロの通算と打ち切り
営業キロ等の通算の原則
- 行程が方道で連続している限り、営業キロ等を通算して運賃を算出する。
営業キロ打ち切りの原則
- 行程の全部または一部が往復となる場合、折り返しとなる地点で打ち切る。
- 行程が一周し、さらに超えて乗車する場合、経路が閉じた地点で打ち切る。
通貨連絡運輸
特に、覚えることはない。
問題の注意書きに「通貨連絡運輸(JRとJRの中間にある私鉄 JR以外の運送機関)」の記載があるが注意する。